婦人科に行くことを考え出したのは、30歳も過ぎて結婚も考え出したからです。
このままだと、結婚した時に妊娠・出産できるのだろうかという不安がありました。
そう思い始めていた時に、たまたま通っていたマッサージの方が通われている婦人科を紹介してもらいました。
ご夫婦でされている個人病院で、旦那さんは内科で、奥さんが婦人科をされています。
高校生ぐらいの時に一度違う婦人科に行った時は、あまりいい思い出がなかったので、かなり緊張して行きました。
診察では、かなりじっくりお話しを聞いていただいた後に、「内診」といって膣の中の状態を診てもらいました。
生理痛がひどいことから、このままだと不妊になる可能性もあると言われたので、ピルを飲むことを決めました。
第一に、痛みから解放されること。
第二に、妊娠したいと思った時に不妊になる可能性を低くしたいこと。
これが、私の決め手です。その時は、まだ、自分でどうにかできるとは思っていませんでした。
今まで、色んな所に行き、色んなことを試してきてダメだったから治療するしかないと思っていたのです。
自分の中では、何かしらの結果が出るまではある程度の時間はかかるだろうなと思っていました。
それは、長い年月の間、自分の体と向き合うことをあまりしてこなかったからだと思っています。
案の定、結果はなかなか出ませんでした。
今になって思うのは、痛み止めを飲んで我慢してしのぐのでなく、もっと早く婦人科に行けば良かったなということです。
ちなみに、内診では分からない部分はMRIという画像診断で診てもらっています。
体の中の子宮またはその周りでどういう状態が起こっているのかがこれで分かります。
毎年、MRI検査をして筋腫が大きくなってないかなどを診ています。
約2年ほど、最初の薬(ディナゲスト)を飲んでMRI画像を撮りに行ったら、見事にチョコレート嚢胞は消え、子宮内膜症も治っていると言われました。
ただ、不正出血が続き、日常生活にも支障をきたしていたことや、痛みは根本的に解決されていなかったため、治ったという嬉しさと同時に不信感もありました。
このまま治療として薬を飲み続けてもいいんだろうかと…
先生とも相談して薬を変えてみようということになり、次に試した薬(ヤーズ)を飲んだことで、不正出血は止まり、正常な生理をこさせる状態になりました。
痛み止めは手放すことはできず、生理の時は飲んでいる状態でしたが、痛みは変わってきました。
お尻が痛かったのが、なくなったのです。
これは、私にとってすごい進歩でした。
その後は次回に続きます。